過去分2005y 3月22日

こんにちはブラックラインの鈴木です

日に日に暖かくなってきましたね(^^)

あいかわらず、花粉症の人は大変だと思いますが

ボーっとして事故や怪我に気をつけてください

今日は、インタークーラーを装着する意味!!

についてお話いたします

この系のお話はカーボーイや各雑誌、車種別専門誌などに良く取材されるので
読む機会がございましたら、合わせてご覧下さい

それでは、(^^)

最近たまに相談が寄せられる内容に

<I/Cを装着したら下がスカスカになってしまったのでリセッティングして欲しい>
や<パワーはいらないのでI/Cは小さいもので良い>などがあります

まず
<I/Cを装着したら下がスカスカになってしまったのでリセッティングして欲しい>
のなぜスカスカになるのか?
ですが、それはI/Cを装着しただけだからです

まず、エンジンは例えば、2000ccのエンジンが6000rpm回った時

過給圧を0.7k/cm2に設定したとします 

上記の条件の時に必要な燃料と空気が絶対に必要になります

つまり、1,7気圧に加圧された空気をエンジンが吸い込むようにするわけです

ここで、燃料を消費する量に大きく影響してくるのが点火時期です

まず3月8日分の日記を読んでみてください、

そこに点火時期についてもふれてありますとうり

点火時期が早ければ単純に言ってしまえば

燃焼時間が増えることになるので、結果的に

燃焼時間が増え多くの燃料をカロリーに変換する事ができるようになるのです

ではI/Cを装着したら、トルク感がなくなったのか?

というのは、

まず、装着前は、I/Cやパイピングが細く、小さく

必要な空気をためる事ができなかったので

空気が必要な場合は無理やり押し込むようにしか、できなかったのです

そうすると、サージタンク形状にもよりますが、各気筒でバラつきがでて

薄くなってしまう気筒ができてしまう為、それに合わせて

ノッキングを回避するために、結果点火時期は低く設定されています

そこで、<では気筒事に大きく点火時期を変えてしまえば?>

という方もいますが、これは補正の範囲を超えていますので

本末転倒な結果になってしまいます、、避けてください

そういった状態の中で、でI/Cやパイピングを大きくすると、

流速を落とす事ななるので

そのままの点火時期では、燃焼圧も落ちてしまいトルク感が減少するのです

<ではI/Cを装着しないほうが良いのでは?>

というのは大きな間違いです、

もう一度上記を読み返してみてください、、そうです

I/C、パイピングの容量が大きくなった分、そこに空気をためる事ができるように

なるため、エンジン側への押し込みを行わなくても、加圧された吸入空気の量

が確保できるわけです、その分気筒間の吸入量のバラつきが回避できるため

点火時期をさらに早めて、消費燃料を多くカロリーに変換できるのです

つまり、ノーマルI/Cから大型I/Cに交換するというのは

結果的にトルクやパワーを増やし、エンジンにマージンを取る事にもなるのです

そこで問題になってくるのが、容量です

当店でもワンオフで4層や7層といった大型I/Cを製作する事がございますが

これは、その車の設定過給圧や、排気量、使用カロリーで決定します

ピークパワーが大きいからイコール大型i/cとも限らないわけです

本来理想とする容量をサージタンク内(コレクター)にためる事は

なかなか難しいのです、その為その容量をI/Cやパイピングによって

確保してあげる為です、

つまり、点火時期を早めに設定するために、なるべく加圧した空気を

エンジンが安定した状態で吸入できる、条件を作ってあげるためです

ですので、安いからといってわざわざ、

GTRなどの効率の悪い純正I/Cを移設するなど

お金をかけてやるのは無駄という事です、なぜかというと

意外ときちんと装着するとお金がかかるからです

いい加減に無理やり装着すると、パイピングの太さにムラがでてしまい

効果は大きく減少してしまいます

それならば、通常のキット物を装着したほうが、

効率、効果にたいして、安くあがります

今度はお客様の望んでいる仕様がどこまでか?

という事です、その時は安くても、結果満足が得られない場合は

またまた、交換になってしまったり、今一のまま乗るしかなくなるからです

たとえば、2層がよいか?3層がよいか?

ですが、トルクが欲しいのならば、間違いなく3層タイプでパイピングを製作して

しまったほうが良いですが、そんなでも無い、、、みたいな方は

2層タイプでもよいかもしれませんが、セッティングでどれだけ違うか体感してしまうと、、、

それは雲泥の差になってします、アクセルのつきも大きく変わってしまいます

こういった、お話は今度、現実問題で、予算が発生しますので

中なか難しい問題ですが、、、せっかく高いお金をだすのであれば

のちのちまで、長く使えて後悔のないチューニングをお勧めするのが

チューナーの仕事であり、

お客様も<結果安く満足できる仕様>

が作れると考えております

それでは、ご不明な点がございましたら、メールや電話、BBS等

でお問い合わせください(^^)

では、またらいしゅー

ブラックライン鈴木